社長の条件 > (2)企業理念と8原則 > 4.「入りを増やして出るを減らす者」であること


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4.「入りを増やして出るを減らす者」であること

当たり前のことであるが、企業は利益を出さなければ存続しない。 理念を守るためには利益を確保しなければならない。 利益のために理念を曲げることは本末転倒であるが、 理念ゆえに利益が出ないならば、その会社の歴史的使命は終わったのである。 会社を解散して、別の理念のために別の新しい会社を創出したほうが良い。

理念のために、会社の利益をよりよく確保する者が 社長になりうる大切な条件であることは言うまでもない。 利益をだすには、古来「入りを増やして出るを減らすこと」であるといわれてきた。 単純明快である。 売り上げを伸ばして、コストをぎりぎりと下げ続けることである。 油断すればコストは上昇し、顧客はいなくなる。 たちまち会社は経営難となる。

たとえば、雑用係や下働きを必要以上に身の回りに配したがる 経営者もかつてはいたが、人件費の無駄遣いである。 有能な社長は自分のことは何でも自分でやってのける。 中小の優良な企業では便所掃除もお茶汲みもやる社長が多い。

営業に努めて顧客を増やさなければ、顧客は年々減少する。 サービス業においては、年度を越えて継続して顧客となる相手は 努力しても平均して8割程度である。 ほうっておけば、3年で売上げは2分の一になってしまう。 新規顧客の獲得ができなければ経営者として失格である。 「入りを増やして出るを減らすこと」は、日常的な経営活動そのものである。 「入りを増やして出るを減らすこと」ができることは社長に選ばれる条件である。

該当者が多ければ、よりよく「入りを増やして出るを減らすこと」 ことのできる者が後継者に選ばれる公算が高くなる。


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