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8.人を育てられる者であること

能力が高く人柄もよい人を活用することのできる人は多い。 能力が高く人柄もよい人を活用できない経営者は 反社会的な経営者であって、問題外である。 能力が高く人柄もよい人を活用できるのは最低の条件である。 しかし、それでは実際のところ足りているわけではない。

ところで、能力が高く人柄もよい人を育てられる人は少ない。 中小零細な企業では、端(ハナ)から有能な人材が集まることは少ない。 採用しえたとしても、それはきわめてまれである。 荒削りの若い人材を集めて、有能で人品高潔なる者に育てることが経営者には課せられる。 そして、社会通念をよりよく守る人になるように指導することが求められる。

極端な場合には、企業は、脱法青年を社会復帰のための リハビリとして預けられて受け入れることもあるほどである。 このような例には、社会が企業に求めていることの深い意味を垣間見ることができる。 荒削りの若い社内の人材が、いつまでたっても荒削りのままになっていれば、 その会社の社長の資質か問われる。

人を育てられる人が、社長になる人の条件の一つである。

該当者が多ければ、よりよく人を育てられる者が後継者に選ばれる公算が高くなる。


続く。(情報収集能力、先見性、決断力、深謀遠慮など)

補足: 実際のところ、これらの条件のすべてを満たす人はいないだろう。 しかし、これらの条件の少しでも多くを満たす人が後継者となることは疑いがない。 経営が疑われる。営業成績が落ちてゆくのである。


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