5.解決の原則
<1>哲学の力
(1)ギリシャの哲学は都市国家の市民生活の指針と国家の運動原理を説くものであった。
(2)ヘーゲルを境に、哲学は政治運動と個人の思索哲学に分裂した。
(3)現代の哲学は、個人の思索の方法に矮小化されている。
(4)個人の思索哲学に加えて、社会哲学と国家哲学、
人類(共生)哲学の開発発展が求められている。(私見)
<2>情報機会=学習機会
(1)組織の内外
1)日々の戦略には、組織の内外(周辺)情報が必要である。
2)前方情報(市場情報)、組織内情報(良し悪しを含む)、
後方情報(協力会社など)の情報収集能力とメンバーへのあくなき配信努力が必要。
3)電子的情報システムの援用も必要。
(2)組織と一見無関係の世界を学習する機会の強化
1)イノベーションのためには、人類の究極の目標に関わる情報が必要である。
2)学術、政治、国際情報を収集し、未来を予測しやすくする。
3)電子的情報システムの援用も必要。(私見)
<3>学習の力
組織の存続とイノベーションの成功のためには、学習の力が必要である。
(1)システム思考
(2)自己マスタリー
(3)メンタル・モデルの克服
(4)共通ビジョンの構築
(5)チーム学習
(ピーター・M・センゲ{1})
<4>組織の正当性と組織心理学の力
(1)組織の発生と歴史的正当性、未来に対する確信を点検する能力が必要である。
歴史的正当性や未来に対する確信がなければ、組織は自滅する。
(2)正当性と確信があっても、メンバー個人の社会性が欠落していれば、
組織の力は発揮できない。
(3)現代心理学の限界
1)フロイトの発達段階説(性欲偏重心理学)
--口唇期(Oral Stage):0〜1.5歳、肛門期(Anal Stage):1.5〜3歳、
男根期(Phallic Stage):3〜6.5歳、潜伏期(Latency Period):6.5〜11.5歳、性器期(Genital Phase):11.5歳以降--
2)マズローの欲求の五段階発展説の限界からインド哲学を経て
超人格(トランスパーソナル)理論へ
--生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求
--/--「死の欲望」の発見といびつな心理学へ--
<5>メタ組織関係
(1)メタ組織を客観的に観察する能力が必要である。
電子的情報システムが支援する場合もある。
(2)メタ組織が歴史的使命を終えるときを、いち早く予見する力が必要である。
(3)組織を変えるにはメタ組織も変えなければ、押し戻される。
メタ組織を出れば、存続が危うい。
(4)別のメタ組織(新たに作ってでも)の中に、
小さい別の組織を作ることが成功確率を上げる。
現行組織内に別組織を作ると組織内圧力に敗北して、
イノベーションは成功しない。(私見)
<6>バリューネットワーク
(1)既存のバリューネットワークを客観的に観察する能力が必要である。
電子的情報システムが支援する場合もある。
(2)バリューネットワークが歴史的使命を終えるときを、
いち早く予見する力が必要である。
(3)組織を変えるにはバリューネットワークも変えなければ、押し戻される。
バリューネットワークを出れば、存続が危うい。
(4)別のバリューネットワーク(新たに作ってでも)の中に、
小さい別の会社を作ることが成功確率を上げる。
現行組織内に別組織を作ると組織内圧力に敗北して、イノベーションは成功しない。
(クレイトン・クリステンセン[2])
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