2.仕事のタネを減らしてゆくシステムハウスはよいシステムハウス
来年の仕事のタネを今年完成してしまえば来年の仕事がなくなると心配するようでは、
それは経験が足りない。
システム制作とは社会組織におけるコミュニケーション・ルールを
固定化して利便化するものである。
社会は日々変化し、昨年通用したルールは、今年8割りしか通用しない。
8割りも残っていると勘違いするなかれ。
3年たてば、半減しているのである。
企業も研究所も行政もNPOも市民社会もこのゆっくりとした、
しかし、避けようもない変化というものからまぬかれる者はいない。
既存のシステムとは、この8割のうちの2割くらいにしか対応できないのである。
残りは、システム化しないか、新しい工夫によって創造するものである。
出来合いのシステムを、もう一度作っても顧客はお金を払いたくない。
それは当たり前というべきである。
出来合いのシステムに譲れるものはすべて譲って、
未知のシステムの創造に徹することがわがシステム・ビジネスの王道である。
われわれは、常に、新たに必要性が生まれた社会組織のルールをシステム化する、
それは、次の年には、もう作る必要のないシステムである。
われわれは、われわれの仕事を減らす方向に仕事する宿命にあるのである。
しかし、減らしても減らしても、時の変化はとまらない。
新しく必要とされるルールは次々に生まれる。
新しい創造のタネ、すなわちビジネスのタネは尽きない。
よりよくわれわれの仕事を減らすシステムハウスがよいシステムハウスである。
よりよくわれわれの仕事を減らすシステムハウスが顧客の信頼を得るのである。
ならば、われわれこそ、
ビジネスのタネを一番よく減らすシステムハウスとなって見せよう。
それが、われわれの心意気というものだ。