同じ釜の飯を食わないと親密な関係は生まれません。卒研の学生を預かったとき最初に考えたのは、このことでした。幸いもとの会社の社員のための合宿研修所があり、毎年研究室の2泊3日の湯河原合宿研修を行なうことができました。
古くなった健保の保養所を会社が買取り、合宿研修所としたもので、多目的利用ができます。元保養所ですから管理人も料理人も居ないのに、厨房設備は一級品です。
毎年前期の終わる頃、夏休みの前に3年生のゼミ配属が行なわれます。後期から卒研前段階としてゼミが始まります。講義ではなく、学生諸君との全人的なお付き合いが始まります。一種の就職のようなものです。新年度になったとたんに研究室を訪ねてくる学生もおりました。
学科全体としては、ゼミの説明会、1週間ほど期間を指定して各ゼミのポスターを公開掲出し、学生の希望を集め、集計して調整もします。しかし、事前に研究室訪問で教員と意気投合し、内定状態となる場合もあります。まさに就活そのものです。
合宿研修は単位にはカウントされません。一応、事故ったりしたら困るので、学外研修の届けは出しておきますが、すべて自主的行動です。教員も学生も区別はありません。現地集合と現地解散の日程を決め、もちろん参加するしないも自由です。メンバーは他の研究室から、または、他の研究室と合同で実施したことも、既に社会に出ているOBに参加して頂いたこともあります。
小額ですが予算も役割り分担も決めなければなりません。最も大切なのは研修内容です。食事作りも必要です。いいか悪いか評価は別として、本年度合宿実施の提案から、打上げ報告まで、ある意味で、プロジェクトのフルサイクルを経験することになります。
毎年少しずつ姿を変えて沢山の想い出を得ることができました。
湯河原では野生のサルが出没します。何度か目撃はしていましたが、あるとき合宿研修所を出て100mも坂を降りたばかりのとき、サルが車のフェンダーに飛び乗ってきました。これには驚きました。野生のサルも飢えてくると何をしだすか分かりません。まして。。。。
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