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 ゲマインシャフト(独 Gemeinschaft)は、地縁血縁で自然発生的に構成された社会集団、村社会、家族などです。人々は政治経済、風俗などあらゆる面で相互信頼することが当然のこととされている。人々は固く結び付いています。メンバー個人の自由度はほとんどないに等しい。

 日本の大学は、ゲマインシャフトが多いかと思います。大きな大学は違うでしょうが、小規模の私立大学は、理事長の思うままでゲマインシャフトそのものだと思われます。

 一方、ゲゼルシャフト(独 Gesellschaft)は、対照的に特定の目的、利害関係のために結成された集団です。企業、商工会、学会、テニス同好会など、人々の結び付きは規則契約条件などによって限定的であり、メンバー個人の自由があり、いつでも参加したり脱会したりできます。都市の発展とともに発生しました。

 村社会、地域社会、コミュニティ(英、Community)などの共同体には濃密な人間関係があります。煩わしいという方がいるかもしれませんが。一方、都市では同じ地域に住んでいても「隣りは何をする人ぞ」です。現代の共同体とはどこにあるのでしょうか。

 共同体(Community)には、

  1. 信頼できるメンバーで構成され、結束の固いゲマインシャフト と、
  2. 明確な意思と契約で結び付いたゲゼルシャフト

とがあります。産業革命以降社会のゲゼルシャフト化が進みました。日本では、経済の高度成長とともに村の人口は減り続け、都市人口が増えました。

 IEEE Spectrum誌('07/June)の特集はメガシティです。表紙で2008年には都市人口が地球人口の過半となる、と唱っています。2030年には60%に達する(国連統計)。

 メガシティに関わる技術課題とその克服がメインテーマですが、特集の冒頭にあるのは数字で見るメガシティです。
 人口(millions)で見ると、ロンドン、パリなどヨーロッパ文化の都市は見当たりません。注:東京都の人口は1280万('07/10)ですから、下表の数字は首都圏全体を表わしているようです。

都市名 2005 2015
東京 35.2 35.5
メキシコシティ 19.4 21.6
ニューヨーク 18.7 19.9
サンパウロ 18.3 20.5
ムンバイ 18.2 21.9

 今、情報通信の発展によって地域制約なしに個と個が結び付く時代を迎えています。典型的な手段はインターネットです。信頼と契約、ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、村と都市などの関係はどうなっているのでしょうか。


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